Youtuberの「キムヨセフ」さんは北朝鮮から脱北し、現在は日本に住んでいます。その人生は壮絶そのもの。しかし、今の自由があるのは命がけでの脱北を決意したからこそ。私たち日本人にとっては当たり前の日常であっても、北朝鮮の人にとっては手に届かない遠い存在なのだと思います。
今回はそんな北朝鮮から脱北したキムヨセフさんについて気になったので調べてまとめてみました。
キムヨセフ【Youtuber】のプロフィール(大学/彼女/年齢/兄)は?スパイの可能性はある?
名前:キム・ヨセフ(kim joseph)
生年月日:1985年(2022年で満37歳)
出生地:朝鮮民主主義人民共和国の北東部・咸鏡南道
脱北YouTuberのキムさんは、1985年に姉3人、弟1人の5人姉弟の長男として誕生。北朝鮮での生活に疑問を持った彼は2008年、23歳の時に脱北し、中国を経由して韓国へ。2013年、日本に移住し、昨年YouTubeチャンネル「脱北者が語る北朝鮮」を開設して、商社の仕事の傍ら動画を公開。小学生の時に公開処刑を見せられた話をはじめ、北朝鮮の生活や脱北経験について日本語で語っている。
キムさんが10代の頃は、金正日体制に移行した1994年から90年代後半にかけて大規模な飢饉が発生し、「苦難の行軍」と呼ばれる経済的に非常に厳しい時期だった。キムさんは学校に通えず、さらに母と姉弟たちは次々と餓死し、父とも生き別れに。北朝鮮ジャーナリスト・五味洋治さんによると、当時は何百万人も亡くなり、道端にたくさん死体が放置されていたという。
キム・ヨセフさんは30歳の時に埼玉県内の私立大学の政治経済学部に入学しています。脱北者であるキムさんは当然援助など受けられるわけでもなく、バイトを掛け持ちしながら学費を捻出していました。1日5時間しか寝ることが出来ない時もあったようです。大学もバイトの同期とも年齢は10歳ほど年上でしたが、それでも楽しかったと言います。キムさんは大学の時に
大学は、高校に通っておらずサークルの経験もない僕にとっては見たことのない新鮮な世界だった。誰もが自由にピアノを弾いたり、スポーツをしたりしているのが不思議に思えた。北朝鮮では選ばれた人しかそういう活動ができないからだ。また、自分で学費を稼いでいる人がほとんどいなかったのも不思議だった。本当はバイオリンやピアノをやりたかったが、卓球サークルに入った。楽器を買うのには高いお金がかかるからだ。
これらを聞くと、私たちの生活水準がいかに高いのかを思い知らされます。自分にとって当たり前だと思うことも、全く異なる世界に住む人にとってはとても恵まれていることなのであるということを思い知らされます。
キムさんに彼女がいるのか?結婚しているのか?は情報がありませんでしたが、恐らく結婚されてはいないようです。
また、「キムヨセフ 兄」というワードがあったのですが、北朝鮮でのキムさんの姉弟では兄は存在しません。どういうことなのか調べてみたところ、1997年に既に北朝鮮から脱北していたキムさんの父親がその後中国へ渡り、そこで別の女性と再婚したことで再婚した女性に子供がおり、後に父親と再会した際に「兄がいる」ということが判明したのだと思います。動画内でも2021年の段階で「僕らは13年前に親の都合で兄弟になった。」ということを話しています。
キムさんのお兄さん(動画内では韓国系中国人ではあるが、韓国語を話せなかった)は中国籍なので中国語、キムさん本人は朝鮮人なので朝鮮語を話しているため、2人を繋ぐ共通の言葉がありませんでしたが、動画内では日本語が兄弟の共通言語であると話しています。2人はここ4,5年前くらいから日本語で会話することが出来るようになったと話しています。お兄さんは2001年に来日していると話していました。動画内では英語でも少し会話していたと話ますが、日本語ではかなりスムーズにコミュニケーションを取れている様子が分かります。私たち日本人からすると、母国語以外の言葉でコミュニケーションを取っている、ということになりますから2人はとても努力家で頭が良い人なのだと思います。
また、「キムさんがスパイの可能性もあるのでは?」という意見もあるようなのですが、その質問にも丁寧に答えてくれている動画がありました。
キムさんがスパイである可能性は低いように思えます。第一スパイって目立っちゃいけないし、「スパイのYoutuber」って??って感じがします。命をかけて脱北してきたキムさんだからこそ語れる話があると思うので、私たちも北朝鮮の国民の内情に目を向けるべきです。
キム・ヨセフさんの北朝鮮での壮絶な暮らしと脱北した経緯が本に
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