カンヤ・セッサーさんは「両足のないモデル」としてアメリカで活躍されている女性です。
彼女のことについて調べてまとめてみました。
カンヤ・セッサー【両足のないモデル】wiki!足のない理由は?
『両脚の無いモデル』のカンヤセッサーさんがテレビで放送されていますね。
彼女と同じくらい素晴らしいのは、彼女を引き取った両親や周囲の方々と思います。
同情や物目ずらしさ、話題作りだけではない仕事がたくさん増えるといいですね。 pic.twitter.com/O3MpjPdYLu— te_tsu_law (@te_chu_law07) August 24, 2016
名前:カンヤ・セッサー(kanya sesser)
生年月日:1993年(※2023年で満30歳)
出身地:タイ
居住国:アメリカ
職業:モデル、アスリート
捨て子から足のないモデルになるまで
カンヤ・セッサーさんは1993年タイで生まれました。しかし、「生まれた我が子に先天的に両足がない」ということが分かるとカンヤ・セッサーさんの母親は絶望したのか、なんと寺院の階段に置き去りにしてしまったのです。
ここから壮絶な人生が始まるのか…という気持ちになってしまいますが、寺院に置き去りにされたまだ生後1週間ほどしか経過していないカンヤ・セッサーさんを見つけたのがこの寺院の僧侶でした。赤ちゃんを見た僧侶は驚きますが、カンヤさんに両足がないことを知ると”捨てられてしまった理由が分かったような気がした”と言います。母親が寺院に置き去りにしたのも「寺院ならなんとかしてくれるかも…」という母親なりの配慮が少しはあったのかもしれません。
というのも、タイの寺院は修行をするだけではなく、学校や病院、集会所なども兼ねていることが多く、日常生活に関係しているためカンヤさんが1歳になるまでは僧侶によって育てられました。その後は病院に預けられ、養父母に預けられるなど転々としながら生活していたようですが、カンヤさんが5歳になった頃、教師と科学者をしていたアメリカの老夫婦によって正式に引き取られることになったのです。
母国タイからアメリカへ
そこからアメリカ・オレゴン州に移り住んだカンヤさん。壮絶な生い立ちにも関らず、カンヤさんは活発な子供でした。スポーツが好きなカンヤさんは9歳の時にスケートとサーフィンを始めました。普通、両足がない場合、車いすを使うことが多いと思うのですが、カンヤさんはスケートボードを使います。
足がないカンヤさんにとっては「家の中の移動も大変なのでは?」と思ってしまいますが、元から足のないカンヤさんにとっては何も苦ではなかったのです。階段の上り下りもお風呂場の手洗い台さえも。
自分の両足がなかったら生活すること自体も大変だと思いますし、なかなか前向きな気持ちになることも難しいかもしれません。しかし、カンヤさんは前向きで強靭な精神力を持っているので、自身のハンデを苦だと思っていません。
ハンデを感じさせず、活発に前向きに生きるカンヤ・セッサー
しかし、それでも足がないことを理由に人からジロジロと見られたり、障害のことを聞かれることはありました。そんな時カンヤさんはこのように答えます。
「そうね、確かに私には足がないわ。でも、足が無くてもスケートボードにも乗れるし、自転車にも乗れるわ。」
これは決してカンヤが強がっているわけではなくて、彼女にとっては「両足が無いから何も出来ない」ということではなく「(両足が)無いなら無いなりに楽しむ方法を見つけ出す」という前向きな気持ちで取り組んできたからではないでしょうか。彼女は他にもサーフィンやモノスキー、テニス、車いすラグビーや車いすバスケとなど様々なスポーツに挑戦しているのです。
そんな前向きな彼女の生き方はいつしか全米に注目されるようになり、カンヤさんの活発で前向きなイメージからスポーツブランドのモデルを務めることになるのです。その後も医療ドラマ出演や下着のモデルなど活躍の場は広がりを見せています。カンヤさんは自身を
「私は人と違う。それがセクシーなの。」「足が無くてもセクシーだと思う。」
「人に何と思われようが構わない。」「私は私の人生を生きるだけ。」
人と違うことを恐れず、自分のやりたいことを素直に取り組めるカンヤさんは素晴らしい女性ですよね。
私たちも彼女の前向きな気持ちを見習いたいですね。