十二鬼月【鬼滅の刃】の最後で地獄の業火に包まれる鬼には共通点があった!?

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アニメ

2022年2月13日をもって「鬼滅の刃 遊郭編」は無事に最終回を迎えることができました。毎週楽しみに見ていましたが、いざ最終回を迎えてしまうと「終わっちゃったな…」という感覚が大きく「鬼滅ロス」に陥る人も少なくないかと思います。そして同時に続編である「刀鍛冶の里編」を楽しみにしている人も多いと思われます。遊郭編の最後には次の「刀鍛冶の里編」のアニメ化が決定しましたが、現在時期は公表されておりません。

遊郭編では炭治郎たちが初めて上弦の鬼と対峙し、一時はかなり不利な状況まで追い込まれました。上弦の陸である堕姫と妓夫太郎はかなり手強い相手でしたが、それでも絶対諦めない炭治郎たちの想いが勝利に繋がりました。

以降も炭治郎たちや柱には上弦の鬼との激しい闘いが待ち続けているわけですが、鬼辻無惨の直属の配下である上弦と下弦を合わせた十二鬼月の中で最後に「炎」に包まれる鬼がいます。「ずっとそれが何故なのか??」が気になっていたのですが、今回このことについて調べてまとめてみました。

※以下ネタバレ含みますのでご注意下さい。

 

 

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十二鬼月の中で「地獄の業火」に包まれる鬼は誰??

鬼辻無惨直属の配下である十二鬼月ですが、その最後は鬼によって様々です。大切な人と共に去り行く場合もあれば、無惨によって惨殺されてしまう下弦の鬼、過去回想がある鬼もいれば全くない鬼もあります。

十二鬼月は人をたくさん殺していますので死んでも天国へ行くことはないです。皆地獄行きです。しかし、その中でも死に際に「地獄の業火」に包まれる十二鬼月の姿が見られます。

人数は3人、下弦の伍である、上弦の陸の堕姫妓夫太郎、上弦の参の猗窩座になります。いずれもこの3人(堕姫と妓夫太郎は2名で1名とします)は炭治郎に頸を切られた後、人間時代の回想の際に大切な人が現れます。

 

引用元:「鬼滅の刃」5,11,18巻より

鬼になった十二鬼月は人間時代の影響を何かしら受けていることが多いです。特にこの3名は人間時代での心残りや後悔が強い執着心(鬼となって記憶を忘れても無意識下で)となり、それらが負の原動力となっているように感じます。実際この3名(累・妓夫太郎・猗窩座)は無惨からも気に入られている面々でもあります。

下弦の伍である累は頸を切られた後、自分の罪(人を殺した)を親が償おうとして一緒に死のうとしてくれていたことを思い出します。しかし当時は「自分を殺そうとした」という怒りで自分が殺される前に親を殺害。最後に母親が「丈夫な体に産んであげられなくてごめんね…」という言葉を言ったことで累は全てを理解しますが、時すでに遅し。自分が一番大切にしたかった「絆」を自分自身で切ってしまったことに激しく動揺していますが、無惨からは「お前を受け入れなかった親が悪い。自身の強さを誇れ。」と言われてしまいます。

どんなに後悔しても遅い…「自分は父と母と同じところへは行けない。人をたくさん殺してきたから地獄へいくよね?」という言葉に対し、両親が現れ「どんなところでも一緒にいくよ」と累に話します。その時に本当の「絆」を取り戻したことで累は泣きながら謝り炎の中へ包まれていく…という最後でした。この時も人間の姿に戻っています。

上弦の鬼である堕姫と妓夫太郎は頸を切られた後に精神世界のような暗闇で妹の梅と再会しますが、梅だけ人間に戻っていることに気が付きます。妓夫太郎の人間時代の回想において、「梅だけは別の道があったのではないか…」ということだけが唯一心残りであったこと、「梅だけは自分とは別の道を、幸せになってほしい」という思いからなのか、梅と決別し自分だけ地獄へ行こうとしようとしますが、それを梅が拒否しました。「ずっと一緒にいる、離れない。」「約束したの忘れちゃったの??」遠い昔約束したことを思い出し、梅と地獄へ行く決意をした妓夫太郎は炎の中へ歩き出します。この時には人間の姿に戻っています。

上弦の参の猗窩座も頸を切られた後に過去の回想を徐々に思い出します。最初は思い出せませんでしたが、炭治郎に殴られたことで全てを思い出します。精神世界で大切な人が出てくる中、途中無惨が引き留めるような形で登場し心が揺れ動きますが、恋雪が再び登場したことで「誰よりも強くなりたかったのは大切な人を守るため」であったことを思い出します。約束を果たせなかったことを恋雪へ泣きながら謝る中、鬼から人間へと戻っていく姿があります。作中では「ただいま、戻ったよ。」というセリフがあります。”人として大切な人と一緒にいたい”という思いから恋雪と一緒に炎の中へと消えてゆくのでした。

 

 

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「地獄の業火」が出現するための条件を考察してみた

ここで、何故上弦の鬼の3名は死際に「地獄の業火」が出現したのかを考察してみました。

・一人ではないから(大切な人がいる…家族や恋人等)
・大切な人がいて、一人ではなく一緒に地獄へ行く覚悟がある
・鬼から人間に戻っている
・「地獄へ行く」という認識がある→罪の意識がある
・罪を受け入れたから?→大切な人のために

これらのことが考えられるかと思います。

 

これらをまとめると「地獄の業火」が出現する条件として、

鬼殺隊によって頸を切られたことで人間時代の過去回想を思い出す

その時に何よりも大切にしたい存在(家族や恋人)がいたが、約束を果たせなかったり後悔をしていることがあった

人間時代の過去を取り戻したことで、その人のために罪を償いたい。そして自身が大切にしたい人も地獄へ一緒に来てくれる気持ちがある。

その人のために自身の罪を受け入れ、償う(地獄へ行くという)覚悟がある

 

要約すると「人としての心を取り戻し、人間として鬼時代に殺した人々の罪と向き合う」ということでしょうか。それは「大切な人がいるから。その人のためとその人と幸せになりたいから。」という人間の基本的な欲求にのっとっているのではないでしょうか。鬼滅の刃のテーマは人との「絆」になりますよね。兄弟の絆、家族の絆、師弟の絆、仲間同士の絆等々…さまざまな絆が出てきます。鬼側へ堕ちたとしても人間の心を取り戻して罪を償う気持ちがあるならば、やり直せる可能性もあるという意味なのでしょうね。

では他の十二鬼月で「地獄の業火」が出現しないのは何故か

十二鬼月を始めとする鬼は罪の意識なんてものはありません。鬼殺隊によって頸を切られることで、自身の人間時代の回想を取り戻す鬼が多いです(回想自体のない鬼もいますが)。

しかし、人間時代の回想を取り戻したとしても人間には戻れない鬼もいます。

上弦で言えば半天狗、童磨です。彼らは死際に人間時代の記憶を取り戻しても、人間に戻る様子は見られません。人間時代に「絆」を感じるような大切な人がいないためではないかと考えられます。

黒死牟に関しては死際に弟の縁壱に対する複雑な想いがあることが分かります。嫉妬・憎悪…という感情もある中、確かな「絆」もあることが分かります。そうなると「縁壱が居てもいいのでは??」とも考えますが、これは縁壱が「鬼に殺された妻”うた”とその子供と天国へ行くことを選んだからではないか…」ということが考えられます。

また十二鬼月ではありませんが、炭治郎が最終戦別で出会った「手鬼」も死際に「なぜ兄を食い殺してしまったんだ…」という後悔と兄への絆のような感じられるシーンがあります。ここでは業火は出てきませんが、手鬼の人間時代の兄は出てきていませんので兄は天国へ行く可能性が強そうです。

 

 

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「地獄の業火」の意味

さてここで、一般的な「業火」の意味合いについても調べてみました。

「業火」とはもともと、死んだ後に罪人を苦しめる炎のことです。仏教では地獄はいくつもあると考えられていて、生前の罪の重さや種類によって、そのうちのどこかに振り分けられます。

地獄の中には火炎で死者を苦しめるものもあり、その炎を「業火」と呼びます。「業火」があるのは地獄の中でも特に過酷なもので、重い罪を犯した人を苦しめるための地獄です。

(中略)

「業火」は普通の炎とは違い、何をしても消えないと言われています。地獄ではそんな炎が体中から発生し、全身を焼くと言われています。

 

引用元:「業火とは?」意味や使い方をご紹介?/コトバの意味辞典より一部抜粋

この説明文だと「重い罪」を犯した罪人が業火の炎で焼かれるということのようです。

鬼は当然たくさん人を殺していますから、重罪人ということになりますよね。その中でも自身の罪を認めて償う気持ちがある鬼は人間に戻り、待ち受ける業火に焼かれていく…という締めくくりだったのかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか??公式には公表されていませんが、ずっと死に際に「業火」に包まれる鬼がいるのといない鬼がいることを不思議に思っていました。これは「大切な人がいるから人間として罪を償いたい」という気持ちの表れなのかもしれません。

実際に私たちの現実も何か悪いことをして、裁判で罪人が裁かれる時に「自身の罪を認めて心から反省するのか、それとも全く反省していないか」で量刑が異なってくる場合がありますからね。それと似ているようにも感じます。大切な人と幸せになりたいから罪を償うのか、それともそのような人がいないのかでも当然覚悟が異なってきますからね。

悲惨な過去を持つ鬼もいるので、地獄で罪を償うことが出来たら来世では必ず幸せになってほしいですね。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

 

 

 

 

 

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