【鬼滅の刃】半天狗(上弦の肆)の着物の柄は何?立涌花菱文様の意味とは?

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アニメ

社会現象となっている「鬼滅の刃」。連載は終了し、単行本は2020年の年末で23巻発売にて話が完結しましたが、アニメ放送の方はまだ半分も終了していないため、今後も私たちに楽しみと話題を提供してくれることが期待されます。

主人公の炭治郎を始めとする鬼殺隊や最高位の柱、そして宿敵である無惨を始めとする鬼の精鋭十二鬼月たち。残念ながら下弦の鬼たちは無惨によって解体させられてしまいましたが、今後は上弦の鬼との闘いが待っています。

「鬼滅の刃」は日本の大正時代が舞台となっているので、私たち日本人の歴史でもあります。そのため、歴史を感じる場面も多いですが、今回は「登場人物の着物の柄」について気になったので調べてみることにしました。中でも今回は上弦の肆である半天狗の着物の柄について気になったので調べてみました。

 

 

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上弦の肆である半天狗が着ている着物について

上弦の肆である半天狗との闘いは「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」で見ることが出来ます。巻数で言うと12巻になります。上弦の陸である堕姫・妓夫太郎を討伐したものの、重傷を負った炭治郎が回復し治療の後に行く先が刀鍛冶の里になります。

しかし、そこには鬼舞辻無惨が鳴女の探知・移動術を使用し、上弦の伍である玉壺と上弦の肆の半天狗を送り込んでいました。半天狗とは霞柱である時任無一郎と炭治郎、禰豆子らと部屋の中で遭遇しています。瞬時に首を切り落とす体勢に入るものの、一度目は逃げられてしまします。一見すると、半天狗はとても上弦の肆とは思えないくらい弱々しい感じがするのですが、やはりそこは紛れもなく上弦に位置する鬼。首を切り落としたところで簡単に死ぬはずがありません。むしろ、弱々しく見せることで相手を油断させ、首を切らせることで自身の血鬼術である「分裂能力」を誘発しているように思えます。

最初の弱々しい老人のような半天狗の首を刎ねることで、そこから舌に「喜怒哀楽」の文字が刻まれた若い青年のような鬼が4体生まれてきます。

 

 

一番初めの首を斬る前の半天狗(上画像左上)、首を切られた後に分裂する「喜怒哀楽」の鬼四体。空を飛び音波攻撃を繰り出す空喜(画像右)、錫杖を持ち電撃を放つ積怒(画像中央)、三叉槍を使用する哀絶(画像左下)、八つ手の葉の団扇で突風をお越す可楽(画像中央)。

そして喜怒哀楽を合体させた憎珀天と喜怒哀楽より更に若い少年鬼のような風貌になっています。

老人の半天狗から分裂した若い天狗たちですが、同じ柄を身にまとっているのが気になりました。老人の半天狗は黒と模様の入った柄の着物を半々に着ているのが分かります。そして「喜怒哀楽」の四体の青年鬼のうち、積怒は老人の半天狗と同じような着物を着ています。

そして最も若い少年鬼の憎珀天は腰の位置に同じ模様の柄の入った着物があります。これらの模様は名前や何か意味があるのでしょうか?

 

 

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半天狗の着物の柄は何という?立涌花菱文様の意味とは?


調べたところ、半天狗が着ている着物の模様は「立涌文様」という模様で、日本古来からある伝統的な和柄になります。立涌は「2本の曲線を用いて水蒸気が涌き立ちのぼっていく様子」を表しているとされています。また他にも陽炎が立ち昇る揺らめきの様子や、雲気が立ち昇る様子と言われることもあるようです。

立涌模様の「蒸気が立ちのぼるさまは縁起のよいもの」とされ、吉兆祥文様の一つにもされています。

平安時代以降には公家階級で装束・調度などに用いられていた伝統的な文様である有職文様にも選ばれていました。当時は階級によって身に着けられる文様が決まっており、その中でも格式が高い文様として使われていました。

そして半天狗の着ている着物の立涌文様の中には花のような絵が描かれています。これを立涌花菱文様といいます。立涌文様の膨らんだ部分に様々な意匠(デザイン)を入れることで後に様々な立涌文様が世に出回り、多くの人々に愛用されたようです。

 

まとめ

「鬼滅の刃」の半天狗って、首を切れば分裂するし、被害者意識の塊みたいな奴で根性はどうしようもないヤツ…という、しょうもない鬼ですが、着ているものは割と”格式の高いもの”ということが判明しました。さすがは上弦の鬼ですね。

江戸時代を生きた人間時代の半天狗も盲目と偽り、身分の高い生活をしながら窃盗や殺人を平気でしていたようですし。それでも嘘ばかり付いていたのですね。鬼になってからもそのプライドと根性は捨てきれずに立涌文様の着物を着ていたのかもしれません。

いずれにしても、着物ひとつでもここまで意味があるとは面白いですね。「鬼滅の刃」で日本文化の歴史を再発見することが出来そうです。

 

 

 

 

 

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