手のひらをパーにしてから、次にグーにする動きは何の意味があるのでしょうか??
実はこのハンドサインは相手に助けを求めるためのものになります。
今回は「✋4✊4の意味とはSignal for Help?」「DVからのSOS!?」「返事・返し方は?」について調べてまとめてみました。
✋4✊4の意味とはSignal for Help?DVのSOS!?
手のひらを相手の方に向けて「パー」をかざし、次に親指を曲げてから残りの4本の指を曲げて「グー」を作る仕草は相手に助けを求める仕草(Sign for Help)というハンドサインになります。
これは何らかの脅威(家庭内暴力や事件等)に自身が晒されている時、直接声を出して助けを求めることが難しい場合に相手に知らせるためのハンドサインということになります。
これらが作られた経緯としては新型コロナウイルス感染症が世界的に流行し、自宅待機がやむを得ない状況になったことで増加した家庭内暴力(DV)から対応するべく作られたものであります。
「Signal for Help(シグナル・フォー・ヘルプ)」とは、脅威を感じていて助けが必要であることを、ビデオ通話や対面において相手に知らせる片手でのジェスチャー、ハンドサインです。
「Signal for Help」は2020年にカナダの女性支援団体「カナダ女性財団」が考案しました。その後、ソーシャルメディアを通じて世界中に広がり、現在では家庭内暴力や人身売買などの被害者を助けるための国際的な合図として認知されています。
日本でも2021年に厚生労働省が「Signal for Help」の普及を呼びかけました。
「Signal for Help」は言葉を使わずに助けを求めることができるため、家庭内暴力(DV)や誘拐などの被害者にとって重要な手段となる可能性があります。もし、周囲でこの合図を見かけたら、助けを求めている可能性を疑って適切な行動をとるようにしましょう。
具体的には、以下の手順で行います。
- 片手の手のひらを、人に向ける
- 親指を手のひらに押し込む
- 残りの4本を親指の上に折りたたむ
このサインをすることで、助けを求めていることを相手に伝えることができます。相手がこの合図を理解していれば、通報や助けを求める行動をしてくれるでしょう。
では「✋4✊4の(Signal for Help)」をされた場合の返事・返し方は?
Signal for Helpは助けを求めていることを相手に伝えるための合図です。そのため、この合図を見かけたら、すぐに助けを求める行動をとることが重要です。
具体的には、以下の方法が考えられます。
- 110番通報する(※状況が切迫している場合)
- 警察や児童相談所などの関係機関に連絡する
- 信頼できる人に助けを求める
被害者が安全な場所にいない場合は、安全な場所に連れ出す必要があります。このとき、加害者から被害者を守るために注意が必要です。
- 被害者から加害者の所在や行動について聞き、安全を確保する
- 被害者を単独で残さない
- 加害者が被害者を探しに来る可能性を考慮して、警察や関係機関に連絡するなど