今年はコロナウイルスの影響で企業が活動自粛に追い込まれ、それに伴う経営の悪化・倒産が見込まれる企業が少なくない。
そんな今までにないような状況の中でも、新型コロナウイルスの影響に苦しむ中小企業を支えようとする人物がいる。名前は吉川博文さん。吉田猫次郎という名で活動している。
吉川博文さんがここまでするには理由がある。自身もかつては多額の借金を抱える身になり、苦しんだ過去があるからだ。
今回はそんな吉川博文さんの経歴を振り返ると共に、彼のプロフィールなども調べてまとめてみた。
吉川博文【吉田猫次郎】は事業再生コンサルタント!!経歴とプロフィール
名前:吉川博文(よしかわ ひろふみ)
ペンネーム:吉田猫次郎
生年月日:1968年8月生まれ
出生地:東京都江古田
血液型:A型
趣味:釣り、音楽、バイク
学歴:中央大学
職業:事業再生コンサルタント
株式会社NEKO-KEN 代表取締役
認定事業再生士(CTP)
日本ターンアラウンド・マネジメント協会 会員
東京商工会議所経営安定特別相談室 専門家スタッフ
吉川博文さんの公式ホームページ:吉田猫次郎/株式会社「NEKO-KEN」
吉川博文さんのTwitter:吉田猫次郎
充実したサラリーマン生活を捨てて、多額の借金を抱える家業を継いだ
吉川さんは大学を卒業後、旧三井系の商社に就職した。当時その会社は条件が良く、仕事も給料面も充実していたため、”良いサラリーマン生活”であったと話している。
しかし転機となったのが、在職中に実家の借金の連帯保証人になったことがキッカケであった。次第に膨れ上がっていた借金、1998年に「親の介護が必要になった」と嘘の理由で順調であった会社員生活にピリオドを打った。
それから家業を継いで再建を目指したが、既にかなりのマイナスの要因を重ねていた。重度の超過債務、資金繰りの難航、赤字続きの経営、そして自身も初めての経営。慣れない状況に借金を返済するどころか、さらに雪だるま式に増加し、金利さえも払える状況になかった。ピーク時には総額7500万円以上にまで膨れ上がった。そのため、ヤミ金の厳しい取り立てなども経験することになった。
一時は精神的に追い込まれ、保険金目当ての自殺を本気で考えるなどしていた。
しかし、いくつかの転機があったようで、奇跡的にも自力で借金を減額し経営を再建することに成功。多額の借金は1年足らずの内に約3分の1まで減額することが出来たのだ。吉川さんが行ったことは、訴訟による利息制限法引き直しや特定調停、直接交渉、本業の立て直しなど可能な範囲で出来ることを行った。そのため、自己破産や民事再生などは行っていない。
自身の経験を語ったことで共感する人が多く、コンサルタント業へと転身
その壮絶な体験記を2001年に開設したホームページに公開したところ、思わぬ反響があったのだ。
吉川さん自身、当初軽い気持ちで書いたのだが、アクセスが集まり同じような境遇の方々の相談が相次いだのだ。当初はボランティアで仕事の片手間に相談に乗っていたのだが、次第に追いつかないくらい相談が増えていった。また、相談者に対し債務や事業再生への専門的な回答をするために、専門的な先生方と交流し勉強していく機会を増やした。次第にそのようなことが増えていくうちに自身もノウハウを積み重ね、雑誌取材や書籍の執筆依頼・講演依頼なども増加していった。それらがメインの仕事となり現在に至るという。
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