大瀬初三郎【漁師】は知床でヒグマと共存している?経歴やプロフィール

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毎年国内では「人がクマに襲われた」というニュースを聞くことがある。時に人の命さえも失うほどの凶暴さを持つ野生のクマであるが、なんとその野生のクマと共存して生きる人物がいるという。

場所は世界遺産にも選ばれた北海道知床の海。そこで昔から漁師として生きる大瀬初三郎さん。彼はヒグマの密集地でもある知床でヒグマと共に生きているという。

そんなヒグマと共生してきた大瀬初三郎さんについて気になったので調べてまとめてみた。

 

 

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大瀬初三郎【漁師】の経歴とプロフィール


名前:大瀬初三郎(おおせ はつさぶろう)

生年月日:1935年

職歴:斜里町宇登呂漁業組合・知床丸共同漁業部の船頭(※船頭は15人程度の漁師が関わる定置網漁の現場責任者)

 

人間とヒグマの距離感を調整し共生してきた

大瀬初三郎さんは世界遺産にも登録された北海道・知床半島のルシャ川付近で定置網漁を長年行ってきた。この地域は大変自然豊かで、サケ・マスなどの河川を行き来する海洋系生態生物と陸上生態系の生き物たちが豊富に住んでいる場所だ。陸上生物はシマフクロウ、オジロワシ、そしてヒグマなどの野生生物が知床半島の中でも最も密集していている中心部となっている。そのためこの地域は”特別保護指定区域”にも指定されている。

大瀬初三郎さんは1964年、知床が国立公園に指定された年にルシャ地区の定置網漁で漁業を営んできた。以降、この時を訪れる公園管理関係者や研究者らに惜しみない協力をしてきた。同地区に住む大瀬さんと仲間の漁師らの協力が各種管理関係者や公園の管理活動に必要不可欠であった。また、この地域の自然環境やヒグマの存在を知らずに訪れる公園利用者の指導なども行い、人々の安全も守ってきた。

以前は国立公園や国指定鳥獣保護区の特別保護地域であったとしても、漁業施設周辺にヒグマが発見されれば即刻駆除することが一般的なルールであった。

しかし、大瀬さんはこれを改革した。1980年代ごろからヒグマを誘導してしまうゴミ問題や食糧の管理を徹底し、必要以上に人為的な介入をしなければヒグマと人間の共存が可能であることを見出した。

現在、ルシャ地区では人間とヒグマが良い意味で互いに無視し合うことでお互いが共存していける平和な地域になった。その状態は世界的に有名な自然保護区に匹敵するくらいになっているという。大瀬さんの取り組みは国立公園内にある多くの定置網漁業にも影響を与えた。また、知床での漁業活動とヒグマとのトラブルも大幅な減少へと転じることに成功している。

大瀬初三郎さんはヒグマとの共存について次のように語る。

「クマのいる森があるから魚が取れるんだ」

「知らんぷりがクマと付き合う秘訣だ」

と話す。それでも水揚げの干したホッケを狙ってヒグマが浜の小屋に来れば、大瀬初三郎さんは「クマにも躾が必要」と棒一本でヒグマを追い払う。まるで飼い犬を躾けるような雰囲気で行っているが、相手は野生のヒグマなのだ。

大瀬初三郎さんが行ってきたことは日本では奇跡的とも言えるヒグマとの共存、知床の核心部であるルシャ地区を管理し様々な調査研究団への惜しみない協力の提供など、人間とヒグマの共生、また自然との調和を成し遂げ得てきた人物なのである。

 

 

 

 

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