フワフワのシフォンケーキはとても美味しいですよね。買って食べてもいいですが、シフォンケーキの型を購入すれば自宅でも作ることが出来るお菓子としても知られています。
今回は「シフォンケーキの砂糖の種類はグラニュー糖?」他の砂糖で代用は出来るのか、「きび砂糖or上白糖」「ラカントは使用出来るのか?」を調べてまとめてみました。
シフォンケーキの砂糖の種類は何が一番適しているの?グラニュー糖?
フワフワのシフォンケーキを作るのに砂糖は必要不可欠ですが、何の種類の砂糖を使えば良いのでしょうか??
結論から言うとシフォンケーキに最も最適な砂糖の種類はグラニュー糖ということです。グラニュー糖は上白糖よりも水分の含有量が少なく純度が高いとされています。コクがなくサラッとした甘さでお菓子作りには最適で、メレンゲやホイップクリームを作る場合もグラニュー糖を使うときめが細かくしっかりと泡立てることができます。 上白糖よりも焦げにくい性質があるため、焼き色を付けたくないお菓子作りにも向いています。シフォンケーキは焦げ目を付けるお菓子ではないので、砂糖の種類の中では最も最適の砂糖なのですね。
では、他の砂糖では代用出来るのでしょうか?
・上白糖
お家に最も置いてある確率が高いのが上白糖かもしれませんね。もちろん上白糖でもシフォンケーキを作ることが可能です。ただし、メレンゲには溶けにくい性質であるため、しっかりと混ぜることが大切です。また上白糖は固まりになりやすいので、使う場合はふるいにかけるなどしてサラサラにして使う方が混ぜやすいです。
・三温糖
三温糖は完全に精製された砂糖液から白砂糖やグラニュー糖などをくり返しつくった後の液を結晶させて作ったものです。 そのため、三温糖の色は精製の工程で加熱をくり返すことにより付いたものなので成分も上砂糖と殆ど同じものということになります。
ですので、上白糖とほぼ同じように使用することは出来ますが、デメリットもあるようです。三温糖の特徴として一番甘みと風味が強く、空気中や混ぜている素材の水分を取り込む性質があるため、水分を多く含む性質があります。
上白糖同様にメレンゲには溶けにくく、水分量が多いのでゆるめの立ちあがりになり底上げ・空洞の原因になることもあるようです。
しかし、ネット上では三温糖でもシフォンケーキを作っている人がたくさんいるので、工夫次第では上手に作ることは可能のようです。
・きび砂糖
黒糖に近いコクのある砂糖です。黒糖はさとうきびの絞り汁からゴミなどを取り除き作られますが、きび砂糖はさらに精製して作られます。きび砂糖の色はミネラル分を含んでおり健康志向の人は好んで使う砂糖かもしれません。
きび砂糖を使用すると、どうしてもグラニュー糖よりも目が粗く、グラニュー糖で泡立てるよりも１割程度キメが整うのに時間がかかるようです。
ですが健康志向を重視した場合や、砂糖のコクを楽しみたい方には、粒子も細かめなきび砂糖はお菓子つくりにお勧めです。
きび砂糖も上白糖と同様によくふるっておけば特に支障はなく、メレンゲを丁寧に優しく手早く合わせてあげれば大丈夫でしょう。
・ラカントやパルスイートなどの甘味料
ラカントやパルスイートなどはここ数年で出てきた植物由来の甘味料で、ダイエットや糖質が気になる人は積極的に使っている方もいらっしゃるかもしれません。
こちらも顆粒のものは液体の物でも砂糖と同じように使うことは可能なのですが、甘味以外では砂糖ほどの役目は期待出来ない可能性があるようです。
というのも、シフォンケーキ作りにおいてはメレンゲ作りが重要なことは一度でも作ったことがある方はお分かり頂けると思うのですが、砂糖の役割はそのメレンゲを作る上で保水性を保つ役割をしているのです。これに対してラカントなどの甘味料にはその役割がないのです。
メレンゲ自体にはツヤとコシはなく、離水しやすいため、粉と混ぜるとしぼみやすくなります。そのため普通のシフォンケーキより慎重に作業する必要があるということです。しかし、慎重に作業しても普通のレシピに比べると上手くいかない可能性もあるため、普通の砂糖のようなフワフワのシフォンケーキを作ることは難易度が高い可能性があります（※全く膨らまないわけではありません。グラニュー糖と比較した時のことです）。
ですので、シフォンケーキを作る上”フワフワ”を重視したいのか、それとも”ダイエットや糖質”を意識するのかで使い分けするのが良いかと思います。フワフワを意識したいのではればグラニュー糖や上白糖、糖質やダイエットを意識したいのであればラカントを使用しましょう。
