西加奈子さんは日本の小説家で代表作は「きいろいゾウ」(2006年)、「ふくわらい」(2012年)、「サラバ!」(2014年)などです。
また、西加奈子さんは2021年の8月に乳がんを診断されいます。
気になる西加奈子さんのプロフィールと乳がんの闘病について調べてまとめてみました。
西加奈子【小説家】のwikiプロフィール‼
来週2日「世界一受けたい授業 2時間SP」に西加奈子さんの出演が決定📺! 初ノンフィクション『くもをさがす』に描かれた、思いがけず始まったカナダでの治療、その日々での気づきを自ら語ります。撮影は大変な盛り上がりでした! ご期待ください!
#世界一受けたい授業 #西加奈子 #くもをさがす pic.twitter.com/LqXRRMJR9C— 西加奈子『くもをさがす』公式@【25万部】突破🎊 (@kumosaga) August 26, 2023
名前:西 加奈子(にし かなこ)
生年月日:1977年5月7日(※2023年で満46歳)
出生地:イラン首都テヘラン
家族:夫(編集者)、子供一人(※40歳での高齢出産)
学歴:和泉市立光明台中学校、大阪府立泉陽高等学校、関西大学法学部を卒業
経歴
父の仕事の都合でイランの首都テヘランで生まれたが、イラン革命時の2歳で帰国。小学1年生から4年生までをエジプトの首都カイロで過ごす。帰国後は大阪府和泉市光明台で育った。
2004年第149回芥川賞候補となった「あおい」で第8回小説すばる新人賞を受賞しデビューを果たす。
2009年第141回直木賞を受賞した「サラバ!」は100万部を超えるベストセラーとなった。
2011年に大阪府から「咲くやこの花賞」を受賞。
40歳(2017年頃)を過ぎてカナダ・バンクーバーに親子3人で移住。
主な代表作
2004年「あおい」/2008年「さくら」/2009年「サラバ!」
2011年きいろいゾウ」/2013年「夜が明ける」
2015年「i」/2022年「くもをさがす」
西加奈子のがんはがんはステージ何?遺伝性の乳がん?現在は完解中?
なりたかった小説家にもなり、40歳という年齢でもあったが子供を設けることが出来た西加奈子さん。バンクーバーにも移住し生活基盤をこの場所で築き上げ、生活にも慣れてきた2021年世界はコロナ禍にありました。
そして、その渦中にあった2021年5月、西加奈子さんの身体に異変が起こります。
膝やふくらはぎに赤い斑点ができ病院で診てもらうついでに気になっていた右胸のしこりについて相談し検査をしたのです。
検査の結果、右胸のしこりはがんで大きさは約3cm。ステージ2Bの浸潤性乳管がんであることが判明します。しかも、西加奈子さんの場合、ただの乳がんではなく乳がんの中でも治療が難しいとされる遺伝性の「トリプルネガティブ乳がん」だということが分かったのです。
トリプルネガティブ乳がんは乳がんの一種でエストロゲン受容体(ER)、プロゲステロン受容体(PR)、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)の3つの受容体がいずれも存在しないタイプの乳がんです。
トリプルネガティブ乳がんは乳がん全体の約15〜20%を占めています。他のタイプの乳がんに比べて再発率や転移率が高く、予後が不良な傾向にあります。
トリプルネガティブ乳がんの治療は主に抗がん剤による化学療法が行われます。また、手術や放射線療法も併用されることがあります。
日本とカナダとの治療システムに戸惑いを感じることも多々あった加奈子さんでしたが、一方で「治療自体は本当に素晴らしかった。」と話します。「(私に)ピッタリ合う抗がん剤を投与してくれて、あっという間にがんは小さくなったし、手術痕も惚れ惚れするほどきれいで、施術してくれた医療技術には感謝しかないです。」とも話されています。
現在は当時の8カ月の治療期間を終えて、完解期を維持することが出来ているようです。
カナダで主体性を持って治療することの大切さを知る
加奈子さんは最初は何かあるたびに「なんでがん患者の私がこんな思いせなあかんねん?」と思っていたようです。でもカナダの地で自分に関わるスタッフ(医師や看護師たち)が「がんになったかわいそうな患者」ではなく、1人の人間としてフランクに接してくれたことで意識が変わっていったと話します。
「自分の命は自分で守る。」自分の命なんだから、本当は自分で守るのが当たり前で。また治療が大変でも体が傷ついてやせ細っていても「”かわいそうかどうか”は自分で決める」といく主体的な考えに変っていったのです。
自分の体験を日記に…それと当時に本も書いてきた
加奈子さんはがんと診断されてから日記と本の執筆もしてきました。
乳がん発覚から治療を終えるまでの約8ヶ月間を克明に描いたノンフィクション作品が書籍化されています。