「タルトストーン」はタルトやパイ生地を綺麗に焼きたい時に使用するものですが、使用後の洗い方やタルトの大きさに対してどの程度のストーンが必要になるのでしょうか?気になったので調べてまとめてみました。
タルトストーンの役割
下僕にもらったタルトストーン使ったよわ〜💕 pic.twitter.com/T7G7V52FC6
— 来世せいら🥀🦌個人VTuber (@kurukuruseira) December 30, 2023
タルトストーンとは、タルト生地やパイ生地を空焼きする際に中に詰める重しのこと。一般的にアルミなど金属製のものが多く販売されています。
重しをのせることによって生地が膨れ上がるのを防止し、きれいな形に焼き上げることが可能。
タルトストーンなしで空焼きすると、生地が縮んでしまって高さが出ません。
タルトストーンは洗浄が必要?洗い方は?
タルトストーン自体は型に生地を敷いた後にクッキングペーパーやオーブンシートを敷き、その上に置くため生地に直接触れるような使用の仕方はしないと思います(※タルトストーンは生地に直接乗せることは基本ないです。直接乗せてしまうと焼き上がる時にタルトストーンが生地に食い込んでしまい、大変なことになります。)。
そのため、必ずしも「毎度洗浄が必要」というわけではなさそうです。長年お菓子作りをされる方、講師をされているような方でも「タルトストーンを洗ったことがない」という方もいらっしゃるようなので、生地などが触れてタルトストーンが汚れることがなければ洗わない選択をする人もいるようです。また、汚れや臭いが気になった時に洗ってもいいです。パイ生地などは油脂が多く含まれているので、クッキングシートなどに脂分が滲みている場合もあると思います。そのような場合は洗浄してよいと思います。
ですので、気になる方はタルト生地を作った際の数回に1回程度か、年に1,2回などと洗う頻度を決めて洗浄しても良いでしょう。
タルトストーンの洗い方としては、大体タルトを作る際は途中でタルトストーンを外して仕上げの焼きをすると思います。その間に先に取り出したタルトストーンを洗います。タルトストーン使用直後はとても熱くなっているので、火傷しないように十分気を付けて下さい。
タルトストーンの温度がある程度落ち着いたら、ボウルなどの容器に中性洗剤を入れてタルトストーンを入れて洗います。少し水を入れもいいです。お米を洗うような感じで手でかき混ぜながら洗浄します。ザルなどを使用して中性洗剤を洗い流して、水気を切ったらペーパーなどで拭き取ります。バットなどにペーパーやふきんなどを敷いて、その上にタルトストーンを平らになるように並べて乾かします。また、場合によってはタルトを焼き上げた余熱の残るオーブン(電源の切れたオーブン)に耐熱皿かアルミホイルに乗せて入れておけばオーブンの余熱を利用して乾かすことも出来ます。
タルトストーンはタルトの大きさに対して何グラム必要?
タルトストーンはタルトの大きさに対して何グラム必要になるのでしょうか??
タルト型に必要なタルトストーンの量
330gなら直径18cmのタルト型まで使用可能で、直径21cm以上の型の場合は2袋必要になります。直径6cmほどのタルトレット型の場合は330gで6個分
※キレイなタルト生地を焼くためにはタルトストーンを均一に広げ、生地の高さまでたっぷり入れるのがポイントです。
生地を型に敷き込んでピケ(※)をしたら、必ず紙を敷き込んでタルトストーンをのせましょう。
※「ピケ」とはタルト生地やパイ生地を焼く前にフォークなどで小さい穴を開けることです。穴を開けることで焼成時に空気や水蒸気が抜け、生地が膨れ上がるのを防ぐ効果があります。タルトストーンの効果と合わせて行うようにしましょう。ピケのコツは型に当たるまでフォークを刺すことと、生地全体にまんべんなく穴を開けることです。