吉原義人【刀鍛冶職人】の経歴&Wikiプロフィール!!

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人物

「鬼滅の刃」が劇場版もあわせて空前の大ヒットとなっているが、これに伴い日本の古き時代の物が注目されるようになっている。古来からの日本独自の物と言えば畳や日本刀などが挙げられる。

鬼滅の刃では刀は「日輪刀」という名前であるが、主人公の炭治郎が選抜メンバーで生き残った後に、刀の主原料となる「玉鋼」を選ぶシーンがあり、これは日本刀も同じである。そしてこの日本刀を作る場面や、善逸が過酷な修行の際に師匠の桑島慈悟郎から「鍛錬とは刀を作るのと似ている」というシーンがある。これらのことから、日本刀について学びたいと資料館に足を運ぶ子供や大人たちが増えているという。

そんな日本独自の文化である日本刀を現在も作り続けているという刀鍛冶職人がいる。彼の作る刀の美しさ求めて国内外から注文が殺到し、1本数百万円の値打ちが付くというのだ。

今回はそんな現代における最高峰の日本刀を作る吉原義人さんについて調べてまとめたみた。

 

 

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吉原義人(よしんど)【刀鍛冶職人】の経歴&Wikiプロフィール!!

名前:吉原 義人(よしはら よしんど)

生年月日:昭和18年2月21日(満78歳)

出身地:東京都葛飾区

職業:刀鍛冶/日本刀鍛錬道場代表

幼少期から祖父の國家(初代)さんの刀鍛冶の仕事を見ていたことで、手伝いをしながら刀鍛冶の基礎を学んでいく。高校卒業後は刃物鍛冶に従事していたが、刀鍛冶の道へ進む。

1967年新作名刀展(現代の現代刀職展)に初入賞。

1972年最高賞である高松宮賞(現代の高松宮記念賞)受賞。

1982年「無鑑査刀匠」に就任。

伊勢神宮の御神刀の指名を三度受ける。また、アメリカのメトロポリタン美術館において自身の作品が展示される等、海外からも注目が集まっている。

40年以上、刀鍛冶の仕事に従事してきた吉原義人さんであるが、刀の注文が一度も途切れたことはないという。

吉原義人は現代の鋼塚蛍!?刀鍛冶職人の仕事とは?

日本刀は千年以上前から伝わるいにしえの技である。「鍛錬(※1)」「火造り(※2)」「焼き入れ(※3)」などの古来から伝わる伝統技術で、原料の玉鋼から究極の”宝物”を作り出すのだ。

※1「鍛錬」…鋼を折り返して鍛えることにより、不純物を取り除く。また炭素量を均一化させる目的もある。

※2「火造り」…鍛錬された玉鋼を炉で熱し、刀の長さにまで槌で叩いて打ち延ばす「素延べ」という工程から、刀身の先端となる「切先(きっさき)」を打ち出していく。

※3「焼き入れ」…火造りが終わると刀身の形を「せん」と呼ばれる器具で整え、「焼き入れ」を行う。焼き入れを行うことで、刃文や反りが生じる。

 

 

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吉原義人が考える「名刀」の条件について

「形の美しさ」「鉄の質感」「刃紋の美しさ」の3条件が揃っていること。特に「鉄の質感」が重要であるという。砂鉄が原料である玉鋼を熱して作る日本刀は、完全には溶かさないという。だからこそあえて”鉄の質感を出すことが出来るからだ”と語る。

 

刀一本を仕上げるのに必要な時間

刀の部分を作るだけでも早くて2~3ヵ月、または5~6ヵ月かかる場合もあるという。そこから鞘や柄などを作るとさらに時間がかかる。1本の値段は数百万と高額になるという。

刀に魅せられる理由とは

日本では刀は最初、武器ではなかったと言われている。弥生時代ごろに中国の皇帝から日本を治める権力の証として授けられたのが始まりなんだとか。そこから「宝物」として合疲れるようになり、日本の歴史の重要な時に必ず用いられてきた。

その歴史の重みを感じているからこそ、吉原さんは「”もっと良いものを作りたい”と意欲が湧いてくる」と語る。「長い長い伝統を刀鍛冶の一人として残していかなければならない」と熱い想いを語ってくれた。

 

亡き息子の義一さんと果たすべき自身の責務

吉原義人さんには息子の義一さんがおり、義一さんも父親と同じように刀鍛冶の道を目指し史上最年少の36歳で刀鍛冶の最高位である「無監査」となった。未だにこの記録は破られていないという。さらに42歳の時に東京都葛飾区の指定無形文化財にも認定される。

義一さんは日本が誇る日本刀の伝統文化を受け継ぐ若きリーダーであった。

しかし残念ながら義一さんは2018年に51歳という若さで亡くなっている。

父の義人さんも息子の義一さんにはかなり期待しており、大きな痛手となってしまった。

しかし、「本物の刀を作る職人を育てることが、息子から託された自分の責務」だと考え、自身の後継者となる弟子をとり、今年20歳になる息子さんも刀鍛冶の道を志し2年前から修行を始めているという。

 

 

 

 

 

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