ヒラズゲンセイ(赤いクワガタ)採取は毒があり危険!!その生態とは?分布拡大中!!

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これから夏に向けて虫たちも活発になっていくが、子供たちのみならず大人にも人気なのがカブトムシやクワガタなどの夏の昆虫である。夏休みに親子で採取する人も少なくないだろう。

近ごろ「赤いクワガタ」がという新しい昆虫が話題になっているようだが、実はクワガタではない上に毒を持ち、人間に害を及ぼすことが明らかとなっている。

また本来、四国などの温暖な地域に生息しているのだが、温暖化の影響か年々北上してきている。

今回、このヒラズゲンセイの生態や毒の影響、また分布を拡大し北上してきているとの諸々の情報をまとめてみた。

 

 

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赤いクワガタとも言われるヒラズゲンセイ(画像)の生態とは?毒があって危険!?Wiki紹介!!

 

名称:ヒラズゲンセイ(漢字表記:平頭芫青)

属性:ツチハンミョウ科

体長:約2~3cmほど

色の特徴:鮮やかな赤色

分布:本州(近畿地方),四国,九州,沖縄

 

ヒラズゲンセイは一見すると赤いクワガタのような形をしているが、実はクワガタとは種類の異なる昆虫で「ツチハンミョウ」という昆虫の仲間の一種である。このツチハンミョウの昆虫はクワガタなどと異なり、有毒な物質をもつ昆虫のため注意が必要になってくる。

ヒラズゲンセイの特徴は真っ赤な色と大きな顎があり、6,7月ごろに成虫になる。

ヒラズゲンセイはまだ謎が多い部分があるとされているが、次のことは解明されている。

ヒラズゲンセイはクマバチの巣に寄生しそこで産卵を行う。生まれた幼虫はクマバチの体に乗って一度巣を出る(何故なのかは不明)。再びクマバチの体に乗って巣へ戻ってくる。そこで幼虫は花粉や密を摂取しながら大きくなりサナギへと変化、そして成虫となる。

なぜわざわざクマバチの体に乗って外の世界へ行くのか?また、どのように巣へと帰省するのかも解明されていない不思議な謎多き昆虫でもある。

 

そしてヒラズゲンセイでも最も注意しなければならないのが毒を持っていることである。

ヒラズゲンセイは体液にカンタリジンという有毒物質があり、これが人の皮膚の柔らかい部分(腕の内側など)に触れると数時間後にかぶれや水ぶくれになることがあるため注意が必要だ。

特に子どもは注意が必要である。赤い色のため目立つ昆虫であり、触ってしまう危険性がある。また、皮膚も柔らかいため症状を引き起こしやすい。

見つけてもむやみに触ったりせず、カブトムシやクワガタのように飼うことは辞めた方が良い。

基本的には人間が刺激しなければ、ヒラズゲンセイから攻撃してくることはないようだ。

ヒラズゲンセイは温暖化の影響で生息範囲を拡大・北上中!?関東や東北に来る可能性は??準絶滅危惧種にも認定??

もともとヒラズゲンセイは暖かい地域に住む昆虫で、最初に発見されたのは約70年ほど前の高知県であった。1970年代に和歌山県、兵庫県。1999年に大阪府。2008年、2009年に奈良県、京都府。そして2012年、2016年と滋賀県まで拡大している。

ということは、このまま温暖化が進めば関東地方にまで拡大するのも時間の問題とも言えるかもしれない。まだ発見されていないだけで、他の地域にも生息している可能性もある。

そして、謎の多いヒラズゲンセイは個体数も少ないのか、鹿児島県、高知県、徳島県では準絶滅危惧種にも認定されている。

 

いずれにしても、見かけたとしても触ったりせず写真を撮るくらいにしておいた方が良さそうだ。

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